2011/01/26

万事塞翁が馬

車に関して
欧州と日本の違いは
欧州は車を文化としてとらえていること
だから日本のように簡単にレース出場撤退などしない
ダカールラリー、WRC、F1、etc.

日本は自動車は一大産業であるにも関わらず
一目置いてない
殆どは実用的に日常品代わりに使って終わり

レースなどどちらかというと一般論は
「スピード出して危ない」となる

欧州は文化的ゆえかマニュアル車比率が依然高い
機械と共生して運転を楽しむ感覚が
備わっているのだろうか

WRCのラリーですが、CARトップによると
今シーズンから排気量が2000ccから1600ccに変更されるらしい
ありゃ、インプレッサWRXやランエボの存在意義が怪しくなってきた

このように規則の変更で大きく影響を受けたもの、人

WRCのグループB等で勝つためだけに生まれてきたような車
危険ということでグループB等の過激なラリースペシャルが廃止された時
この手の車の生きる場所はなくなった

・ディーゼルRV車
90年代初頭はパジェロ、ハイラックスサーフ、テラノといった
ディーゼルエンジンの大型RVが時代を謳歌していた
ディーゼル公害規制が敷かれた今、都会では最早登録もできず
表舞台から姿を消すこととなる
(最近コモンレール式のきれいなのが出始めたけどね)

・2ストロークバイク
構造が単純、軽量でハイパワーな2ストロークエンジンは
80年代レーサーレプリカバイク時代の申し子だった
中型自動二輪免許という制約の中で著しくパワーを身に付けたが
同じく公害規制の強化により子孫を残すことなく絶滅する

・F1のトラクションコントロール禁止(2008年~)
前年まで劇的な速さを見せていた新鋭Mr.ルイス・ハミルトン等の
現代っ子はこぞってトラコン禁止となった途端
後方に沈むこととなる(=トラコンに頼っていた)
代わってトラコンなしでも速く走ることのできる
いぶし銀のMr.ヤルノ・トゥルーリ等が昔とった杵柄で前へ出るという
現象が一時的に起こった
(じきにもとのさやに納まったが。Mr.ハミルトンも慣れ、純粋な
 マシンのポテンシャルはマクラーレンの方が高い)

・スピードスケートの堀井学氏(1997年長野オリンピック)
それまで敵なしだった彼は、突如として現れたスラップスケートを
駆使したスケーター達に飲み込まれ、天国から地獄に落ちた
その時の彼の涙のインタビューは今でも覚えている
今となってはそれで人間的に大きく成長したと思う

世の中、何が起こるか分からない


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