2014/04/03

バイクはコンプライアンスでなく、エクスペリエンスの時

昨日はコンプライアンスが厳しい現代のことを書きましたが

バイクは、実は規制が緩くなる方向にある

・規制1)日本ではナナハンまでしか売っちゃだめ
日本で初めて国産大型バイクが出た時
これね、ホンダのCB750(1970年代)
自主規制で、日本でメーカが売っていいのは
750ccまでにしよう、という習わしができた

カワサキの輸出用のZ1(Z900)も
日本で売る時は排気量ダウンしてZ2(750)という形で
国内販売を開始した
(おっと写真はゼファー1100ベースのZ2仕様かな)
以後その習わしは約20年間続く

・規制2)日本で教習所で免許が取れるのは400ccまで
カミナリ族の増加に業を煮やした国は免許制度を改正し
教習所で普通に取得できるバイクの免許を400ccまでとした

その上の限定解除の免許取得は
運転免許試験場の一発試験しかなく
「落とすための試験」と呼ばれたそれは
合格率僅か数%(100人受けて、受かるのは5~6人)
という事実上750ccに乗れないことを意味し

その狭き門をくぐってナナハンに乗っている人は「雲の上の存在」
さらにその上のイレブン(1100ccの逆輸入車)に乗っている人は
「神」とあがめられた

その障壁の関係で日本は400ccのバイクが
異常に発達することとなる
カワサキのZ400FX

・規制3)ようやく750ccオーバーのバイク販売を認可されたが・・
ナナハン規制から約20年後の1990年代
ヤマハのV-MAX1200が国内仕様としてあらためてデビューしたものの
V-MAXの禁断の馬力倍増装置「V-Boost」機構を取り払っての
馬力を大幅に落とされた形でのリリース(145PS→97PS)となり
その様相は「牙を抜かれたV-MAX」と形容された

逆輸入フルパワーのV-MAX

・規制解除1)そして1996年頃、大型二輪免許の教習所取得化
待ちに待った大型二輪免許の教習所解禁
私のような若い頃大型二輪に乗れなかった壮年ライダーが
こぞって大型二輪の免許を取得することになる

・規制解除2)輸出仕様フルパワーのままでの国内販売開始
国産MAXパワーのハヤブサが先陣を切って切り込むことになった、2014年
197PSの馬力は本物

・規制緩和1)三輪トライクの容認化
大型バイクで恐いのは「立ちゴケ」
なんのことはない、停まってる時にバランスを崩して
そのままバッタンと倒れてしまう現象

実は会社の大型バイク乗りの方2名も
先日それぞれ立ちゴケやったと白状した
次は順番的に私かな?笑

その心配で乗れなかった人も
三輪トライクならバランス崩して倒れることはない
昔は3輪大型バイクなんてのは
「そんな中途半端なもん認可してたまるか」みたいな雰囲気あったけど
昨今は3輪トライクも増え、乗りやすくなった
倒す心配もなし、しかも大型二輪免許を取得しなくても乗れる
車の普通免許で乗れます
この選択肢もありだね

このように、そろそろまたバイクで自由を楽しむ時かな?

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